(巻二十二)卒業す片恋のまま、ま、いいか(福地泡介)

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5月1日水曜日

新旧の引継ぎ済めり夜の桜(贄田俊之)

“れいわ”と打ってみたが変換されません。令・和と一字づつ拾ってみた。そうしたあと“れいわ”と打ったら“令和”が出ました。あたしの改元の儀式はこれで終わりました。

厳かにレイとワの字を変換す(潤)

まあ、わが家としては無愛想なが今日までいて、余計な仕事を作って明日の朝から居なくなるだけです。
また段ボール函探しだ。
あんなのが、引き籠りでいつまでもいたらあたしの老後は暗黒だったろう。

そんな無愛想なにバカなが柏餅を食べさせたいと言い出した。ちょうどタバコを吸うのに都合がよいので駅前まで買いに出かけたが、令和の焼き印のどら焼があり、パウンドケーキがあり、何でも改元にあやかっている。
30年以上前の冬に怪我で専売病院に入院中、元号が改まった。そのときは崩御に続く改元であったから商売にはならなかったようだが、今回は単にめでたいめでたいで出版社から団子やまであやかれた。自粛と奉祝ではプラスマイナスで経済効果は膨大に違うでしょうね。

大皿に向きを揃えて柏餅(小圷健水)


「芸能人と家族 - 小沢昭一」文春文庫 巻頭随筆1 から

を読みました。

悪役やスケベエ役をこなす俳優さんのご家族の御苦労について、そして家族に苦労をかけたくなくて悪役、スケベエ役を降りる俳優さんのお話を拝読いたしました。小沢昭一さんはエロ事師さんでいらっしゃったそうです。

憎まるる役をふられし小春かな(伊志井寛)