2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「英語ができないと「現場」にいられない - 茂木健一郎」最強英語脳を作るから

「英語ができないと「現場」にいられない - 茂木健一郎」最強英語脳を作るから現在、英語がなぜ注目されているかというと、科学技術との結びつきという意味で、非常に強烈な言語になっているからです。特にコンピュータ研究、人工知能研究は、イコール英語…

(巻三十二)われの持つうぬぼれ鏡けらが鳴く(阿部優子)

(巻三十二)われの持つうぬぼれ鏡けらが鳴く(阿部優子) 3月10日木曜日 生協に出かけた細君が戻ってきて「ウグイスの囀ずりを聞いたわ。」と嬉しそうに告げた。メジロは頻繁に見かけるので、ウグイスが居ても不思議はないが、やはりウグイスが居てくれるの…

(巻三十二)諌めつつ繋ぎ居にけり猫の恋(炭太祇)

(巻三十二)諌めつつ繋ぎ居にけり猫の恋(炭太祇) 3月9日水曜日 確定申告に税務署に出かけた。ネットでも申告できるが、年に一度立石近くの中川沿いを歩くのもよいものだ。 8時半過ぎに税務署に到着し、入場整理券(66番)を頂く。9時半からの枠になるので…

(巻三十二)恙なくこの身ありたし福寿草(永見嘉敏)

(巻三十二)恙なくこの身ありたし福寿草(永見嘉敏) 3月8日火曜日 写真は昨日撮ったもの。 昨日、ふと顔本の英会話喫茶の広告を開いてしまったら、英会話教室の広告だらけになってしまった。人工知能かも知れないが、もう少し知恵がないものだろうか?どこも…

(巻三十二)なすな恋波止場のケーキ評論家(徳重千恵子)

(巻三十二)なすな恋波止場のケーキ評論家(徳重千恵子) 3月7日月曜日 細君は歯科に出かけたので午前中は独りで過ごす。先ずポルノ、次いで句帳の整理、さらにBBCの書き取りで心を縛る。 句帳の整理というのはある詞に関連する句を結び付けておくことで、例…

(巻三十二)本棚のどこかに悪書大西日(寺井谷子)

(巻三十二)本棚のどこかに悪書大西日(寺井谷子) 3月6日日曜日 掃除機がけと洗濯のほかに台所の換気扇のフィルター交換を致した。 午後の散歩は近所の紅梅の探梅といたした。URの梅は都住の梅に比べてどうも元気がない。 紅梅のおづおづと咲き未知の老(鍵和…

(巻三十二)忘年の駅乗り過ごす為体(ていたらく)(高澤良一)

(巻三十二)忘年の駅乗り過ごす為体(ていたらく)(高澤良一) 3月5日土曜日 細君が生協に出かけて、帰りに寄った化粧品屋さんで目にとまった店主作成の俳画のことを話してくれた。絵も字も美しい作で俳句は子規の“たけのかがどうのこうのという句だったわ”と…

「『荷風と東京』のあと - 川本三郎」98年版ベスト・エッセイ集 から

「『荷風と東京』のあと - 川本三郎」98年版ベスト・エッセイ集 から荷風の読者は意外なところにいる。先だって、文藝春秋から出版されたナチュラリスト足田輝一さんの植物エッセー『雑木林の光、風、夢』(面白い!)を読んでいて晩年の足田さんが荷風を愛…

(巻三十二)連れられて詫び云ひ歩く月夜かな(内城道興)

(巻三十二)連れられて詫び云ひ歩く月夜かな(内城道興) 3月4日金曜日 曇り時々晴れで気温は上がらず、陽は射さず。それでも洗濯物は外に干しておいた。花瓶のチューリップは今が盛りだ、見事なものだ。 チューリップ明るい馬鹿がなぜ悪い(ねじめ正一) 午後…

「葡萄棚 - 永井荷風」

「葡萄棚 - 永井荷風」淺草公園の矢場銘酒屋[やばめいしゆや]のたぐひ近頃に至りて大方取拂はれし由聞きつたへて誰[たれ]なりしか好事[かうず]の人の仔細らしく言ひけるは、かかるいぶせき處のさまこそ忘れやらぬ中繪にも文[ふみ]にもなして冩し置…

(巻三十二)川と海どこで折合ふ時雨虹(佐藤績麻)

(巻三十二)川と海どこで折合ふ時雨虹(佐藤績麻) 3月3日木曜日 こころもち向き合ふやうに雛飾る(仁平勝) 雛は飾って御座らんが、気持ちとしてはそんなところだ。 その細君は気晴らしに高校の級友に電話して駄弁っていて、私は昨日の続きの書き取りを始めた…

(巻三十二)パソコンにあそばれている秋の夜(石川正尚)

(巻三十二)パソコンにあそばれている秋の夜(石川正尚) 3月2日水曜日 細君が生協へ出かけ、チューリップと麦も買って帰った。 難しく考えないで麦青む(深町明) 午後の散歩は蓮光寺への月詣りにして、都住、図書館、曳舟川を経て山門へ。山門脇の掲示板には…

(巻三十二)組織論のどこかすえいてゆきのした(寺井谷子)

(巻三十二)組織論のどこかすえいてゆきのした(寺井谷子) 3月1日火曜日 とある日の遠いところの水温む(角川春樹) 月初の簡単床屋は混むようだ。10時開店の30分後に覗いたが4人待ちであった。麻雀でもしながら待とうかとWi-Fiに繋いだがerrorで遊べない…

「岡本綺堂年譜(最晩年抜粋)」河出文庫綺堂随筆江戸のことば から

「岡本綺堂年譜(最晩年抜粋)」河出文庫綺堂随筆江戸のことば から昭和十三年-六十七歳旧冬来の感冒のために食欲不振、不眠に悩む。一時快方に向いたけれども、二月下旬に至りて再発し、少しく悪化の兆あり。気管支炎を併発し、心臓衰弱を伴う。大いに療養に…

(巻三十二)本棚に決まる本の座福寿草(津川絵理子)

(巻三十二)本棚に決まる本の座福寿草(津川絵理子) 2月28日月曜日 細君は気晴らしに金庫の点検に出かけた。私は机で昨日借りた角川俳句2月号を捲り、 俳人筋からは 秋霖や覚めぬ眠りという眠り(宇多喜代子) 行つたかも知れぬバス待つ春夕べ(茶谷静子) 水…