2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十三)東京のホームは長し新社員(田中とし江)

(巻三十三)東京のホームは長し新社員(田中とし江) 6月8日水曜日 朝お越しにきて台所の蛍光灯の調子が悪いと云う。今日も作務だ修行だ。横3連の蛍光管のうちのまん中の1本が息絶え絶えである。昨年の秋に3本一緒に取り換えて、ついでに点灯管も3個換え…

(巻三十三)春兆す子規の小庭のひとまはり(永渕恵子)

(巻三十三)春兆す子規の小庭のひとまはり(永渕恵子) 6月7日火曜日 作務だ修行だ。午前は拭き掃除に水遣り、洗濯物干しの作務だ修行だ。昼は昼食の温めに買い物、夕方の風呂掃除。みんな作務で修行だ。 風呂洗ふ作務を無心に安居寺(斎藤道廣) 午後からは雨…

(巻三十三)過ごし方知らぬ未熟の花の昼

(巻三十三)過ごし方知らぬ未熟の花の昼 6月6日月曜日 予報通りの雨が朝から降っている。細君は暇潰しに妹に電話して長々と駄弁っていた。妹の家庭もとうの昔に子育てが終わり円満円熟である。聞こえてくる範囲では不満もなく、「こんなもんで、よかったん…

(巻三十三)蓑虫や思へば無駄なことばかり(斉藤空華)

(巻三十三)蓑虫や思へば無駄なことばかり(斉藤空華) 6月5日日曜日 今月の蓮光寺さまの御言葉です。五七五で季語が入っていて俳句的ですね~。 極楽と思う迄見る蓮の池(白神隆江) 俳壇を持ってきてくれた。稲畑汀子氏の後任として選者となった小林実貴子氏…

Advice sought after

A small meat shop on Kameari 2 Chome Street ends its business after 48-year service. The owner thanks to the customers and the customers/neighbors return thanks with flowers. Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podca…

(巻三十三)生涯のいま午後何時鰯雲(行方克巳)

(巻三十三)生涯のいま午後何時鰯雲(行方克巳) 6月4日土曜日 掃除、洗濯の他にシーツとタオルケットの洗濯があり、物干し竿を拭いたりハンガーを吊したりとお手伝いをいたした。「あれ、それ、これ」と指示が不明確で困る。 午後の散歩は2時過ぎから反時計…

「回転寿司と財産犯 - 橋爪隆」巻頭言、法学教室2022年2月号

「回転寿司と財産犯 - 橋爪隆」巻頭言、法学教室2022年2月号代金を支払う意思も能力もないのに、レストランで料理を注文し、その交付を受ける行為が詐欺罪(刑246条1項)を構成することは、刑法各論の基本中の基本である。詐欺罪が成立するためには、人を欺…

(巻三十三)弁当を持たされ今日へ押出さる(浜野白蓬)

(巻三十三)弁当を持たされ今日へ押出さる(浜野白蓬) 6月3日金曜日 午後から雨との予報で午前中に散歩に出かけた。都住1、3、2の時計回りで歩いたが、猫はどこでも不在。日の当たり具合などでゴロ寝の場所がちがうのだろう。生協に寄り昨日欠品だった500…

「酒の飲みようの変遷 - 柳田国男」木綿以前の事 から

「酒の飲みようの変遷 - 柳田国男」木綿以前の事 から一酒を飲む風習は日本固有、すなわちいつの頃とも知れぬほどの昔から、続いているものに相違ないが、その風習の内容に至っては、昔と今との間に大きな変遷がある。これだけは是非とも日本人として、はっ…

(巻三十三)富士の風や扇にのせて江戸土産(芭蕉)

(巻三十三)富士の風や扇にのせて江戸土産(芭蕉) 6月2日木曜日 六月になったからといって鉢植えのミカンが急に水を欲しがるわけではなかろうが、心持ち多目に水を遣った。 夕立は来ぬと見切りて水を遣る(桑島正樹) という句があるが、夕方も水をあげた方が…

(巻三十三)夫婦して先に逝く気の夕涼み(小原紫光)

(巻三十三)夫婦して先に逝く気の夕涼み(小原紫光) 6月1日水曜日 一発目の目覚ましで起きた。目覚ましが振動するまで眠れていたということは何とありがたいことか。目が覚めずにず~と眠ってしまえば、実に御目出度いことだ。 お昼ごはんの温めだけで、ほか…

(巻三十三)菜の花や奢りの果ての売屋敷(素丸)

(巻三十三)菜の花や奢りの果ての売屋敷(素丸) 5月31日火曜日 携帯の目覚ましが振動したが目覚めず。7時半に起こされた。6時55分にセットしてあるが、もう一つセットしろと言われ6時50分にもセットした。トイレを落ち着いてしたいそうで朝ご自分の…