2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十七)病状の一喜一憂とて日永(稲畑汀子)

7月13日木曜日 (巻三十七)病状の一喜一憂とて日永(稲畑汀子) 曇り。昨日より2度下がる予報だそうで午後から明日にかけて天気が崩れるとのこと。で細君は生協へ。 朝家事は洗濯・外干し。昼飯喰って、一息入れて、瞑想いたす。曇りではあるが雨にはならず…

「虚子点描(抜書) - 矢島渚男」虚子点描から

「虚子点描(抜書) - 矢島渚男」虚子点描からワガハイノカイミヨウモナキススキカナ 一九〇八(明治41)年 漢字をあてると、「吾輩の戒名もなき芒かな」となる。九月、漱石の猫の死に際して送った電文そのままの句である。「猫」の書き出し「吾輩は猫である。名前…

Preface THE ARTOF FICTION - DAVID LODGE

Preface THE ARTOF FICTION - DAVID LODGE For twelve months between 1990 and 1991, the poet James Fenton contributed a weekly column to the book pages of The Independent on Sunday entitled “Ars Poetica”, the title of a famous treatise on poe…

(巻三十七)一瞬の富士見逃がさず初電車(山尾かずひろ)

7月12日水曜日 (巻三十七)一瞬の富士見逃がさず初電車(山尾かずひろ) 晴れ。朝家事は毛布のクリーニング出し。3枚をおばちゃんのクリーニング屋へ持ち込む(2700円)。汗をかいた。 昼飯喰って、一息入れて、瞑想いたす。 五時前に散歩に出たが、雲が広が…

(巻三十七)春隣猫の視線の先に猫(吉田みち子)

7月11日火曜日 (巻三十七)春隣猫の視線の先に猫(吉田みち子) 晴れ。今日も朝から酷暑。そんな中を細君はコレステロールの検診でお出掛けになり、暑い暑いと11時前に逃げ帰ってきた。 洗濯・外干し。一日にTシャツを4枚着替えるので洗濯物が増えるが、…

(巻三十七)念仏は無の字ばかりや寒波くる(前田美智子)

7月10日月曜日 (巻三十七)念仏は無の字ばかりや寒波くる(前田美智子) 晴れ。寒波ではなく熱波だ‼暑い。朝家事は特になし。10時過ぎに生協へ買物に出かけたが、すでにかなり暑く汗をかいた。10時45分に区役所から熱中症警戒アラートというメールが届…

「近年の「雨のことば」について - 倉嶋厚」講談社学術文庫-雨のことば辞典から

「近年の「雨のことば」について(学術文庫版あとがき) - 倉嶋厚」講談社学術文庫-雨のことば辞典から「雨のことば辞典」の単行本刊行後十四年間、耳新しい「雨のことば」が、新聞、テレビ、ラジオなどに登場した。今回、講談社学術文庫に収められるにあたり、…

(巻三十七)天道虫死したる翅の収まらず(黒澤正行)

7月9日日曜日 (巻三十七)天道虫死したる翅の収まらず(黒澤正行) 曇り。朝家事は洗濯・外干し。時がきたので昼飯と致す。昼飯には納豆を常とするが同封の醤油、辛子の小袋の開封に手を焼く。納豆を練ってから醤油の小袋を開けて差し、更に練ってから辛子の…

(巻三十七)ニ拍手の一礼に辞す薄暑かな(三田きえ子)

7月8日土曜日 (巻三十七)ニ拍手の一礼に辞す薄暑かな(三田きえ子) 曇り。朝家事は掃除機がけ。 明日から名古屋場所が始まるので番付を見てみた。十両から幕内に出世した豪ノ山が東の十三枚目、湘南乃海が西十四、スピード出世の落合は「伯桜鵬」とかいうア…

「刑訴法 警察内部の事情聴取における黙秘権不告知と自白の任意性・信用性 - 明治大学教授黒澤睦」法学教室2023年6月号 

「刑訴法 警察内部の事情聴取における黙秘権不告知と自白の任意性・信用性 - 明治大学教授黒澤睦」法学教室2023年6月号 東京高裁令和4年9月7日判決■論点①黙秘権告知が必要なのはいつからか。②自白の任意性と信用性は具体的にはどのように判断される…

(巻三十七)小鳥来る空気良ければ駅遠し(前田千恵子)

7月7日金曜日 (巻三十七)小鳥来る空気良ければ駅遠し(前田千恵子) 晴れ。朝家事は洗濯・外干し。七夕だそうで細君はピアノの上達をお願いするそうだ。 手に届く身近な願ひ星祭(萩庭一幹) 生きていたくない私は当然ポックリをお願いする。 七夕や不治を悟れ…

(巻三十七)乾パンの賞味期限や夏至の雨(池田恵美子)

7月6日木曜日 (巻三十七)乾パンの賞味期限や夏至の雨(池田恵美子) 小雨。朝家事は昨日買ったコードレス掃除機を組立ててのお掃除。初期充電に二時間で、その後掃除。吸引力に変わりなし。騒音に変わりなし。コードレスだから作業は格段に楽になる。T字の吸…

「憲法 市庁舎前広場の集会目的使用の不許可 - 上智大学教授巻美矢紀」法学教室2023年6月号

「憲法 市庁舎前広場の集会目的使用の不許可 - 上智大学教授巻美矢紀」法学教室2023年6月号最高裁令和5年2月21日第三小法廷判決■論点市庁舎前広場の集会目的使用に対する不許可処分は、集会の自由を侵害するか。〔参照条文〕憲21条1項、国賠1条…

(巻三十七)撃たれたる熊が最後に見し景色(白賓一羊)

7月5日水曜日 (巻三十七)撃たれたる熊が最後に見し景色(白賓一羊) 曇り。細君のお供で区役所と区役所近くの電気量販店へお出掛け。区役所ではマイナンバーカードの受領。10時に予約のところ、30分前に到着。しばらく待つのだろうと思っていたらすぐに…

(巻三十七)卯の花や雨によく来る東慶寺(星野立子)

7月4日火曜日 (巻三十七)卯の花や雨によく来る東慶寺(星野立子) 曇り。朝家事は特になし。昨日から除草作業が続いている。管理費は七千円だが、ゴミのことを含めて行き届いているので納得して払っている。親睦を兼ねて“月に一度、皆さんで草取り”なんても…

「森鴎外(「馬鹿らしい」と叫びながら墜ちた巨星) - 門賀美央子」文豪の死に様 から

「森鴎外(「馬鹿らしい」と叫びながら墜ちた巨星) - 門賀美央子」文豪の死に様 から森鴎外。ザ・文豪である。貧しい下級武士の家に生まれながらも、学問によって立身出世を果たし、文学者として後世に名を残した人である。近代日本の価値観から見ると、お手本…

(巻三十七)敗れたる土の熱さよ甲子園(黛まどか)

7月3日月曜日 (巻三十七)敗れたる土の熱さよ甲子園(黛まどか) 昨晩、歯痛がやや緩和した。鎮痛剤効果かもしれないので薬は服用せず、缶酎ハイを摂取し、つまり、一昨晩、昨晩と同一条件で就寝。結果、目覚ましが鳴るまで快眠。微弱な痛みはまだ残っている…

「人はどんな風に死んでいくのか?(抜書) - 大津秀一」死ぬときに人はどうなる10の質問 から

「人はどんな風に死んでいくのか?(抜書) - 大津秀一」死ぬときに人はどうなる10の質問 からⅠ 余命週単位残りの余命が数週間となったときである。まずはどういう症状が見られるかだが、この時期に認められるのは、全身倦怠感つまりだるさである。だるさ…

(巻三十七)完璧が過ぎて巣箱に鳥寄らず(折原あきの)

7月2日日曜日 (巻三十七)完璧が過ぎて巣箱に鳥寄らず(折原あきの) 晴れ。窓を開けにきた細君が今日は「半夏生の日」だと告げた。新柏までの途中の家の門の脇に半夏生が置かれていたことなど思出話になる。 身の四囲の空気おもたし半夏生(大竹多可恵) 歯痛が…

(巻三十七)死ぬときがわかつていたる日永かな(龍岡晋)

7月1日土曜日 (巻三十七)死ぬときがわかつていたる日永かな(龍岡晋) 曇り。朝家事は洗濯。外干しできず。風呂の湯・シャワー温度を2度下げた。堅いものを避けて昼飯を喰い、順番通りに一息入れて、瞑想の後千円床屋に向かう。一人待ちで遣ってもらってい…

(巻三十七)西瓜食む旨きところは種多し(倉智万数雄)

(巻三十七)西瓜食む旨きところは種多し(倉智万数雄) 6月30日金曜日 曇り。朝家事は掃除機がけと台所換気扇のフィルター交換。蒸し暑い。 今月は今日でおしまい。半年の区切りに随筆筆写控え帳の最新版を載せた。短いの長いの合わせて1063本だ。 昼飯喰っ…