2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「猫と庄造と二人のをんな(抜書) - 谷崎潤一郎」中公文庫

「猫と庄造と二人のをんな(抜書) - 谷崎潤一郎」中公文庫 雪子の名を使つた品子のあの手紙が手紙が届いた朝、最初に彼女が感じたのは、こんないたづらをして私達の間へ水を挿さうとするなんて、何と云ふ嫌な人だらう、誰がその手に乗つてやるもんか、と云ふ…

(巻三十八)口上の巻物長し村芝居(井村和子)

10月9日月曜日 (巻三十八)口上の巻物長し村芝居(井村和子) 雨。朝家事は掃除機がけ。 昼飯喰って、一息入れて、ダラダラと過ごす。終日降雨で外出せず。 再聴。シャッフルで BBC, The Food Chain, Burnt. https://www.bbc.co.uk/programmes/p04g1dl4 を聴…

(巻三十八)そぞろ寒自分とちがふ声の出て(林和子)

10月8日日曜日 (巻三十八)そぞろ寒自分とちがふ声の出て(林和子) 曇り。朝家事は洗濯。何とか外干しが出来た。 俳壇が届いたが、書き留めたくなる句はなし。 『漱石夫人は占い好き - 半藤茉利子』を読み終えたが、悪妻と悪弟子、どっちもどっちか。 《野…

「漱石夫人は占い好き - 半藤末利子」中川翔子編にゃんそろじー から

「漱石夫人は占い好き - 半藤末利子」中川翔子編にゃんそろじー から迷信というか、占い好きの話となれば、これはあまりにも有名になっているが、やっぱり猫の話からはじめなければならない。『吾輩は猫である』のモデルになった夏目家の名のない飼い猫は、…

(巻三十八)秋うらら埠頭果つれば折り返す(千田一路)

10月7日土曜日 (巻三十八)秋うらら埠頭果つれば折り返す(千田一路) 晴れ。鱗雲あり。 鰯雲空にある日の安堵かな(岡川義輝) 朝家事は、暖房機具の試運転と風呂温度の再設定(上げ)。その後掃き掃除。晴天なれど風強く布団など外干しできず。 昼飯喰って、一…

(巻三十八)颱風を甘くみてゐた悔いのあり(田中節夫)

10月6日金曜日 (巻三十八)颱風を甘くみてゐた悔いのあり(田中節夫) 秋晴れ。 秋の空高きは深き水の色(松根東洋城) 細君と区役所へマイナンバーカードと健康保険、公金口座の紐付けに行く。自宅でパソコンから手続き出来るというが、手伝って貰った方が間…

(巻三十八)心臓の少し上刺す赤い羽根(萩原行博)

10月5日木曜日 (巻三十八)心臓の少し上刺す赤い羽根(萩原行博) 曇り。毛布にくるまって目覚めた。 朝家事は特になし。昨日の洗濯物の外干しは叶わず。だが、湿度が下がっているためか部屋干しでも乾いてきている。午後から外干し。 顧問先から継続する旨…

(巻三十八)ヤバイねの言葉列なす炎天下(無京水彦)

10月4日水曜日 (巻三十八)ヤバイねの言葉列なす炎天下(無京水彦) 小雨。顔本に「今日はサカイの誕生日です。」とこの春に逝った同期の告知が出た。 朝家事は掃き掃除と洗濯。洗濯物は部屋干し。 昼飯喰って、一息入れて、ブログのタグ付けで眠気を遮る。 …

(巻三十八)秋に添て行ばや末は小松川(芭蕉)

10月3日火曜日 (巻三十八)秋に添て行ばや末は小松川(芭蕉) 晴れ。秋と云うにはまだ暑い。朝家事は毛布・布団干し。生協へ買い物。入口で猫爺さんと挨拶。 昼前からWiFiが不通。理由が分からない。分からないうちに復旧。昼飯喰って、一息入れて、タグ付け…

「蚊 - 永井龍男」講談社文芸文庫カレンダーの余白 から

「蚊 - 永井龍男」講談社文芸文庫カレンダーの余白 から 私は荷風文学の忠実な読者ではない。いまだに読んでいない著名な作品も多くあるし、昔読んだには違いないが、どういうものだったか、すでに思い出せない作品もある。取るに足りない小文を記すとしても…

(巻三十八)今日もまた叱る妻ゐて家涼し(永井良和)

10月2日月曜日 (巻三十八)今日もまた叱る妻ゐて家涼し(永井良和) 晴れ。清々しい。 朝家事は洗濯、風呂の排水口掃除、布団干し、ウエルシアへ買い物。 一日遅れで俳壇が届く。 露の世やとはいへ貰ふ処方箋(若林眞一郎) 桐一葉まじめに老いてしまひけり(平…

「大阪の憂鬱 - 織田作之助」作家と珈琲 から

「大阪の憂鬱 - 織田作之助」作家と珈琲 からまたしても大阪の話である。が、大阪の話は書きにくい。大阪の最近のことで書きたいような愉快な話は殆んどない。よしんばあっても、さし障りがあって書けない。「音に聴く大阪の闇市風景」などという注文に応じて…

(巻三十八)死なば秋小さき墓に野の花を(西島麦南)

10月1日日曜日 (巻三十八)死なば秋小さき墓に野の花を(西島麦南) 曇り。少なくとも朝の空気は涼しい。 朝家事は特になく、お米とお茶を買いに出かけた。 生協の入口で忠犬がご主人様を待っている。その老いた忠犬が通りかかった犬嫌いの婆さんに愛嬌を振…

「納骨堂の所在地周辺に居住する者らの原告適格 - 北海道大学教授米田雅宏」法学教室2023年9月号

「納骨堂の所在地周辺に居住する者らの原告適格 - 北海道大学教授米田雅宏」法学教室2023年9月号最高裁令和5年5月9日第三小法廷判決 ■論点納骨堂の所在地から概ね300m以内の場所に敷地がある人家に居住する者の原告適格の有無。〔参照条文〕墓地(以下「墓…

(巻三十八)猫喋る青い花火の揚がるたび(竹内宗一郎)

9月30日土曜日 (巻三十八)猫喋る青い花火の揚がるたび(竹内宗一郎) 晴れ。朝家事は掃除機がけ、洗濯、ゆで卵、買い物。にわか雨があり洗濯物を慌てて取り込んだ。 英聴は、シャッフルで BBC, Crowd Science. How do flowers know when to bloom? https://…