(巻十四)涼風の一塊として男来る(飯田龍太)

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4月3日月曜日

駅の定期券売り場には整列用の綱が張られ、電車も少し混雑が増し、集団出社の新人たちもみとめられた。うちの会社も半ダースほどの新入社員が入社したようです。

真白な干大根の一日目(太田土男)

写真は夕刻帰宅時間の定期券売り場である。鉄道各社は14日前から定期券の購入ができるとアナウンスしているが、会社が金を出すかどうかわからない(採用内定は出しているが来るかどうか分からない)ので入社式の済むまでは交通費は不確かなお金なのであろう。もうひとつには、会社が“どの経路の通勤手当を出すか分からない。”ということもあろう。乗り換えが多くて時間が余計にかかろうが、最も安いルートでしか払わない会社を我輩はよく知っている。

芋売は銭にしてから月見かな(横井也有)

NHKアーカイブス作家編の“あと番組”が始まった。昭和の人物だそうだが、第一回目の今晩は吉田茂でした。
結論を急ぐことはないのだろうが、政界だの財界だので功名をあげた奴の話を聴くために一生懸命に早く帰って来ようとは思わない。

ふらここや昭和駆けしは五里霧中(小池溢)