2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十四) 旅さきにあるがごとくに端居かな(鷹羽狩行)

(巻三十四) 旅さきにあるがごとくに端居かな(鷹羽狩行) 9月9日金曜日 ここのところ晴れの日がなく洗濯物が乾かない。Tシャツの裾や袖がまだまだ重い。今日中に乾いてくれないと中二日のローテーションが乱れて困る。ネットの蘊蓄では洗濯物が乾く三要素を…

「恐竜のギャロップ - 池澤夏樹」エデンを遠く離れて から

「恐竜のギャロップ - 池澤夏樹」エデンを遠く離れて から一冊の本の話からはじめよう。ずっと翻訳の完成を待っていた本がようやく手元に届いた。他の仕事をほっておいて二日間読みふけった。翻訳を待つというのがなかなか微妙なところで、読みたい気持ちは…

(巻三十四) 美しき稲の穂並の朝日かな(路通)

(巻三十四) 美しき稲の穂並の朝日かな(路通) 9月8日木曜日 酔っ払って金を落としたり、拾ったりという情けない夢を見て起きた。しみったれの心理が作用してか拾った額の方が多くなった。 7時前にお祝いのメッセージが1本入った。以降各氏より頂く。 細君…

(巻三十四) 昼は日を夜は月をあげ大花野(鷹羽狩行)

(巻三十四) 昼は日を夜は月をあげ大花野(鷹羽狩行) 9月7日水曜日 この土曜日が仲秋の名月らしいが、拝めるかどうかといった天気のようだ。 掃除、洗濯、買い物をいたす。ブドウも買う。 好き嫌い好き葡萄食ふ(杉田奈穂) 自分への古希祝に甘納豆と割れ煎餅…

『古希七十句』

「古希七十句」 令和四年九月夕焼やエンドロールは短めに送り火や斜めに構え四回目蜘蛛の子を逃がす爺の下心猛暑日やハテナハテナとミミズの死 心配の種を飛ばして西瓜食ふ 二回戦できた半分夏終わる春愁やドーパミンよりセロトニン転がつて命拾つて山笑う長…

(巻三十四) この秋は何んで年よる雲に鳥(芭蕉)

巻三十四) この秋は何んで年よる雲に鳥(芭蕉) 9月6日火曜日 月に一度の血圧検診にリハビリ病院に行く。10時が予約時刻だが待っていると看護師さんきて、「前の方に時間がかかり、11時くらいになります。お待ちになりますか?」と聞かれた。由美ちゃんは…

(巻三十四) 人間の為すまま神輿揺れていし(大牧広)

(巻三十四) 人間の為すまま神輿揺れていし(大牧広) 9月5日月曜日 細君は定期検診に出掛けて、静かな午前を過ごす。 この簡単携帯でもTubeが見られるのでBBC CrowdScience Does brain size matter? https://www.bbc.co.uk/programmes/w3cswvxz で蜂の脳につ…

(巻三十四) 贅沢な人の涼みや柳橋(正岡子規)

(巻三十四) 贅沢な人の涼みや柳橋(正岡子規) 9月4日日曜日 生協に豚肉もも薄切り、鮭の切身、食パンを買いに行く。秋刀魚をみとめる。今年は秋刀魚がいないいないと騒いでいないからいるのかな? 尾頭に分けて二人に足る秋刀魚(尾亀清四郎) 他に自分用の納…

FOREWORD The SCIENCE of COOKING - Dr.Stuart Farrimond

The SCIENCE of COOKING - Dr.Stuart FarrimondFOREWORDEvery cook knows that preparing food for others can bring a joy that is even more fulfilling than eating.Cooking is termed an “art” and is steeped in rituals and processes that chefs thro…

(巻三十四) 船宿は川に傾ぎて柳の芽(原綾女)

(巻三十四) 船宿は川に傾ぎて柳の芽(原綾女) 9月3日土曜日 雨は朝方にあがったが曇天。洗濯物を取り敢えず竿に干す。入浴剤、洗濯洗剤、髭剃りを買いにウエルシアまで往復する。 LinkedInにMonthlyをupしておいた。此方は衰退の一途だが、LinkedInの閲覧は…

「老後や余生の一日ではなく、「自分」の一日 - 勢古浩爾」古希のリアルから

「老後や余生の一日ではなく、「自分」の一日 - 勢古浩爾」古希のリアルから若き日から定年まで、価値あることだと思っていたさまざまなものが、次々にパチンパチンと破裂していくようである。なにをそんなに必死になっていたのだと、ほとんどのものがばか…

(巻三十四) アメヤ横丁海鼠の棲める銀盥(タライ)(渡辺二三雄)

(巻三十四) アメヤ横丁海鼠の棲める銀盥(タライ)(渡辺二三雄) 9月2日金曜日 小雨が降るが、急遽二日分で洗濯をすることになる。通常の洗濯物の外に家用の半ズボンを洗う。洗濯容量は24Lで変わらず。急遽だったのでパジャマの下を洗い忘れた。 午後になっ…

「老境 - 斎藤茂吉」斎藤茂吉全集第七巻

「老境 - 斎藤茂吉」斎藤茂吉全集第七巻私はまだ七十にもならぬから、『老境』などといふ註文には應ずるななどといひますけれども、去年あたりから、急にいきほひが無くなりましたやうです。去年の初秋ごろ、齒の工合が悪くて齒科醫に通ひました。はじめの…

(巻三十四) 先ずといふ言葉の似合ふビールかな(小川龍男)

(巻三十四) 先ずといふ言葉の似合ふビールかな(小川龍男) 9月1日木曜日 9月は雨で始まった。雷鳴も聞こえる。 雨の収まった10時半ころ納豆、牛乳、ヨーグルト、麦茶パック、ニベアクリームを買いに生協に行った。途中で桜の剪定を見上げ、葛飾野高校の…

(巻三十四) 涼しやと言へば涼しと幇間(たいこもち)(酒井大岳)

(巻三十四) 涼しやと言へば涼しと幇間(たいこもち)(酒井大岳) 8月31日水曜日 米2キロほかを買いに生協に出かけ、猫のスナックを3袋買い占めた。パンや菓子などは値上がりしているが、猫のスナックは据え置きになっている。 会社から郵便を受け取ったと…