2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「森下・門仲「もつの細道」を巡る - 坂崎重盛」東京煮込み横丁評判記 から

「森下・門仲「もつの細道」を巡る - 坂崎重盛」東京煮込み横丁評判記 から東京の煮込み「ベスト5」の二店が両端をピシリと押さえる今回は深川、森下から門前仲町まで歩いてみよう。都営新宿線の森下から東京メトロ東西線、都営大江戸線の門前仲町まで、そう…

(巻三十六)セーターの胸を占めたる猿の顔(小室水枝)

(巻三十六)セーターの胸を占めたる猿の顔(小室水枝) 3月11日土曜日 天候は晴れ。角ハイ濃いめのお蔭か途中地震に目覚めることもなく朝まで眠った。目覚めなければよいのに。 朝一番でウグイスが鳴いていると告げにきた。メジロは見たが、ウグイスもいる。…

「浅草「煮込み街道」巡礼 - 坂崎重盛」東京煮込み横丁評判記 から

「浅草「煮込み街道」巡礼 - 坂崎重盛」東京煮込み横丁評判記 からまずは観音様の手前左の横丁演劇空間的伝法院通りを歩こう「煮込みの層の下」に世界をながめていると、いろいろなことが見えてくる。一つは、煮込みという食べ物は、この平成の世ではなく、昭…

(巻三十六)町師走バスは遅れてくるが常(内藤悦子)

(巻三十六)町師走バスは遅れてくるが常(内藤悦子) 3月10日金曜日 晴れ。朝家事は洗濯、部屋干し。読書と英聴で一日過ごす。 https://www.bbc.co.uk/sounds/play/m0009cdz の書き取りに挑んだが、与信の話で早口で細かなところはつかめなかった。 その合間…

(巻三十六)スキー帽かはいと言はる老いにけり(三方元)

(巻三十六)スキー帽かはいと言はる老いにけり(三方元) 3月9日木曜日 晴れにしておこうか、という朝である。 特に朝家事はなし。 レミオ・ロメンとかいうグループが『3月9日』という唄を唄っているらしい。細君はこのグループのこの歌と『粉雪』という唄…

「近頃のこと - 和田芳恵」講談社文芸文庫 順番が来るまで から

「近頃のこと - 和田芳恵」講談社文芸文庫 順番が来るまで から私の家に二匹の犬と三匹の猫と一羽の小鳥がいる。どれも欲しくて手に入れたものでなく、棄てられたり、頼まれて途中から世話するようになった小動物である。ゴロという雄猫が、七月十二日の夜、…

(巻三十六)この人がこんな冗談おでん酒(上村敏夫)

(巻三十六)この人がこんな冗談おでん酒(上村敏夫) 3月8日水曜日 朝は春霞のかかった晴れ。細君はコレステロール系の定期検診でお出掛けになり、11時ころ牛コマを買って戻ってきた。今日はクリニックは空いていたとの由。 細君が外出した日の昼飯は赤飯パ…

「荷風先生寸感 - 和田芳恵」講談社文芸文庫 順番が来るまで から

「荷風先生寸感 - 和田芳恵」講談社文芸文庫 順番が来るまで から記憶にたよれないので年譜を見たら、昭和二十一年一月、永井荷風と幸田露伴が市川市菅野に移り住んでいる。私は戦時ちゆうから市川市八幡に住んでいた。このころ、大久保康雄が市川市北方[ほ…

(巻三十六)手袋の片手のみありもの思ふ(美帆シボ)

(巻三十六)手袋の片手のみありもの思ふ(美帆シボ) 3月7日火曜日 まあ晴れというところかな?という朝。朝家事は拭き掃除。その後、生協へ鶏肉唐揚げ用300グラム、食パン、調味料、バナナなどを買いに出かけた。賞味期限にうるさいのでそこに気を使う。…

「「快」という名の報酬 - 福岡伸一」 迷走生活の方法 から

「「快」という名の報酬 - 福岡伸一」 迷走生活の方法 からあなたは若い頃に覚えたひそかな習慣を、ある日を境に意思の力で急にやめることができますか。これができる立派な人だけが、石を以て弱き者を断罪することが許されるだろう。後段は、イエスの言葉の…

(巻三十六)足跡の遊びごころや雪の上(山本素竹)

(巻三十六)足跡の遊びごころや雪の上(山本素竹) 3月6日月曜日 朝は小雨のようだ。細君、腹を壊しているようで頗る機嫌悪し。朝家事は洗濯で部屋干し。 先週のBBCからは、 BBC Radio The Food Chain, The joy of feeding bird https://www.bbc.co.uk/progra…

「賃貸vs.持ち家論争 - 福岡伸一」 迷走生活の方法 から

「賃貸vs.持ち家論争 - 福岡伸一」 迷走生活の方法 から少し前の夜、知人と新宿で飲んだ。ハカセは新宿に全然詳しくない。なので、その知人とはまず紀伊國屋書店で待ち合わせることになった。ここならハカセにもわかる。それにこの書店の奥には、小ぶりなが…

(巻三十六)水の裏見ているごとし冬の空(川嶋一美)

(巻三十六)水の裏見ているごとし冬の空(川嶋一美) 3月5日日曜日 曇天。朝家事は特になし。買い物もなし。 「迷走生活の方法 - 福岡伸一」 迷走生活の方法 から を読み終えた。本論もフムフムと拝読いたしたが、学術用語の翻訳の話にフムフムである。早速「…

「迷走生活の方法 - 福岡伸一」 迷走生活の方法 から

「迷走生活の方法 - 福岡伸一」 迷走生活の方法 から元号が晴れて「令和」と決まったので、ここは心機一転、清々しく過ごしたい。そこで福岡ハカセからは「迷走」生活のススメを提言したい。迷走とは言っても、目標を見失って右往左往する「迷走」ではなく、迷…

(巻三十六)行年をふり返りいる煙草かな(森田桃村)

(巻三十六)行年をふり返りいる煙草かな(森田桃村) 3月4日土曜日 タバコをやめて2年経った。コロナの賜物か?曇天。 朝家事は洗濯で花粉のため部屋干し。 細君、玉子焼きを焼く。これ旨し。 玉子焼きは江戸時代からあるが、目玉焼きはいつからか?文明開化…

(巻三十六)採血に投げ出す腕や冬の月(西藤玄太)

(巻三十六)採血に投げ出す腕や冬の月(西藤玄太) 3月3日金曜日 曇りのち晴れ。朝家事は掃除機掛け。 昼飯喰って、一息入れて、散歩に出かけた。クロちゃんに会う。満腹のようでスナックは欲しがらないが尻尾をピンと立てて足元に寄り付き誠に愛想がよい。次…

「文壇いろはにほへと武芸帳 - 嵐山光三郎」ぼくの交友録的読書術 から

「文壇いろはにほへと武芸帳 - 嵐山光三郎」ぼくの交友録的読書術 から編集者という商売には文人系体力が必要で、企画する本能と持続する意志、あとは茶目っ気と義理人情があればどうにかやっていける。大村彦次郎氏は、なかば伝説と化した編集長であって、…

(巻三十六)ほろ酔を許さぬやうな冬の月(日塔脩)

(巻三十六)ほろ酔を許さぬやうな冬の月(日塔脩) 3月2日木曜日 曇天。朝家事は洗濯。花粉症のため部屋干し。 今日は BBC radio The Bottom Line, Too much choice? https://www.bbc.co.uk/programmes/m001hfrr に挑んだ。 2分15秒あたりから Dr. Paul Ma…

(巻三十六)何もせぬ訳にもゆかず落葉掃く(川村敏夫)

(巻三十六)何もせぬ訳にもゆかず落葉掃く(川村敏夫) 3月1日水曜日 三月って、果して来るのだろうかと思っていたが来た。 この気持告げる三月しまう三月(林家たい平) 朝家事は拭き掃除だけ。洗濯物を干し、毛布を干したが、花粉がついたといって細君は泣い…

「地下世界の税金 - 尾辻克彦」87年版ベスト・エッセイ集から

「地下世界の税金 - 尾辻克彦」87年版ベスト・エッセイ集から知識人というのは世の中にあれこれといるものだけど、マンホールの蓋の知識人といえば林丈二氏である。ほかにはまずいないと思う。どんな大学の名誉教授でも、マンホールの蓋に関してはほとんど…

(巻三十六)冷やかに我が腑をさぐる内視鏡(岩城鹿水)

(巻三十六)冷やかに我が腑をさぐる内視鏡(岩城鹿水) 2月28日火曜日 19度まで上がるそうだが朝はそれほど暖かくなし。 細君が美容室に出掛け、朝家事はなし。 近所の欅の剪定が終ったのは結構なことだが、今まで欅の枝や幹の揺れで洗濯物や毛布をベラン…