2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十三)露涼しついで詣りの野の仏(荒武蕾)

(巻三十三)露涼しついで詣りの野の仏(荒武蕾) 7月10日日曜日 葉が黄落して鉢植えのミカンに元気がない。水しかあげないのがよくないのか?水が足りないのか多すぎるのか?一番簡単そうなミカンでさえも育てられない。 生協に出かけた細君は蝉の初鳴きを聞…

Advice sought after

Playing in the water, Kameari 1 chome. Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podcasts) to deter and delay dementia. And oftentimes I come to words and phrases which I cannot catch. It would be appreciated if you can te…

(巻三十三)三伏の五体酸味の加わりし(山口征司)

(巻三十三)三伏の五体酸味の加わりし(山口征司) 7月9日土曜日 高いところの塵払い、掃除機がけ、毛布干しが午前の作務・修行。午前中なれど汗をかく。 昼飯を食って昼寝。少し眠ったようだが、何か余計に疲れたような気分だ。 4時前に散歩に出かけた。今…

「長嶋様の生家をたずねて - ねじめ正一」日本の名随筆別巻73野球 から

「長嶋様の生家をたずねて - ねじめ正一」日本の名随筆別巻73野球 から二年ぐらい前、NHKテレビを見ていたら、偶然長嶋様のお兄さんが出ていた。年齢は、長嶋様よりかなり年上みたいだが顔つきが似ているなと思っていたら、何と声もしゃべり方もあの長嶋様…

(巻三十三)曲水に相場をつかむ気合かな(大町敏夫)

(巻三十三)曲水に相場をつかむ気合かな(大町敏夫) 7月8日金曜日 午前は洗濯と窓拭きをいたす。窓拭きは空手キッドのようにスクワットを繰り返し膝が疲れた。歳だ。 午後は昼寝をして、3時半から散歩に出かけた。都住3を通ったがサンちゃんもフジちゃんも…

「耄碌寸前 - 森於菟」

「耄碌寸前 - 森於菟」私は自分でも自分が耄碌しかかっていることがよくわかる。記憶力はとみにおとろえ、人名を忘れるどころか老人の特権とされる叡智ですらもあやしいものである。時には人の話をきいていても異常に眠くなり、話相手を怒らしてしまうことす…

(巻三十三)失ひてまた何か得てあたたかし(三村武子)

(巻三十三)失ひてまた何か得てあたたかし(三村武子) 7月7日 行く手を高気圧に阻まれた初嵐が房総沖に停滞しているとかで、ありがたい曇り空が続いている。 午前中は家事もなく、居眠りをしたりBBCを聴いたり。佐野さんのお話を読み終えたので『猫の墓-夏…

(巻三十三)さりげなく見舞ひし夜の別れ霜(渡辺盛雄)

(巻三十三)さりげなく見舞ひし夜の別れ霜(渡辺盛雄) 7月6日水曜日 初嵐が南に逸れたとかで涼しい北風が流れてくる。久しぶりに快眠いたした。 細君は洗濯機のメーカーと洗剤メーカー2社に電話してやっと使用する洗剤を液体のニュービーズに決めたようだ。…

(巻三十三)化粧濃きをみなと隣る夜鷹蕎麦(内田庵茂)

(巻三十三)化粧濃きをみなと隣る夜鷹蕎麦(内田庵茂) 7月5日火曜日 細君は医者に出かけ、私はクライアントに追加資料を送り込む。独りなのでポルノなど覗いてみた。起立っ‼とならずバテ気味で4040。 洗濯をしてベランダに出したが風が強くなり一時間ほどで…

(巻三十三)冷汁や脱帽という褒めことば(峰良子)

(巻三十三)冷汁や脱帽という褒めことば(峰良子) 7月4日月曜日 よいお湿りの雨が降っている。かと言ってむし暑つく不快であることに変わりはない。 部屋の拭き掃除を致す。 午後は久々の営業で日本橋へ出かけた。ズボンをはいてシャツを着た。短パンにTシャ…

(巻三十三)心地よき季語の数なり二百ほど(筑紫磐井)

(巻三十三)心地よき季語の数なり二百ほど(筑紫磐井) 7月3日日曜日 昨日より気温は更に下がったようだが湿度は高く不快さに変わりはない。 細君は生協に出かけたが、曇り空で最悪ではない。 身の四囲の空気おもたし半夏生(大竹多可恵) は昨日でした。 戻っ…

Advice sought after

Heat wave hits and doves are holing up under shades. Spotted at Hikifune-gawa promenade, Kameari 1 Chome. Advice sought after: I listen to and dictate BBC programs (podcasts) to deter and delay dementia. And oftentimes I come to words and …

(巻三十三)ロンドンに着きは着きたれ夜半の月(久保田万太郎)

(巻三十三)ロンドンに着きは着きたれ夜半の月(久保田万太郎) 7月2日土曜日 細君が洗濯し、続いて私が洗濯し、 洗濯物を干し、毛布を干す。 昨日より気温は低いのかも知れないが、湿度が高いので不快度は今日の方が高いと感じる。座椅子で昼寝したが、初め…

「銭形平次 - 司馬遼太郎」街道をゆく36本所深川散歩、神田界隈 から

「銭形平次 - 司馬遼太郎」街道をゆく36本所深川散歩、神田界隈 から神田明神は、崖の上にある。社殿のある平坦な場所からすこしくだると、中腹の茂みに碑があって、青みがかった石に、「銭形平次」ときざまれている。碑は、小説のなかの目明[めあかし]銭…

(巻三十三)闇を来て闇に戻らぬ火取虫(伴明子)

(巻三十三)闇を来て闇に戻らぬ火取虫(伴明子) 7月1日金曜日 “梅雨明け十日”とかで、この時期に布団カバーやカーテンの洗濯をすることが多いが、今日は布団カバーを3枚洗った。体調によるのだろうが今日の方が昨日より凌ぎ易い。 台所のダクトのフィルター…

「立石寺の蝉 - 斎藤茂吉」斎藤茂吉全集第六巻から

「立石寺の蝉 - 斎藤茂吉」斎藤茂吉全集第六巻から芭蕉の俳句に、『しづかさや岩にしみ入る蝉のこゑ』といふのがある。これは奥の細道にあるものだから、すでに人口に膾炙してゐると謂つていい。私は大正十四年から大正十五年にかけて、雑種改造あたりに小…

(巻三十三)余れども雪にはたらぬ寒さかな(涼袋)

(巻三十三)余れども雪にはたらぬ寒さかな(涼袋) 6月30日木曜日 10時に寝れば2時、3時に一度目覚めるのは仕方あるまい。それから寝直せたので由である。 細君は生協に出かけて、10時に暑さから逃げ戻ってきた。 私も昼過ぎにゴミ集積場まで歩いたが…