2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十九)寒紅の濃き唇を開かざり(富安風生)

1月10日水曜日 (巻三十九)寒紅の濃き唇を開かざり(富安風生) 晴れ、無風。少なくとも午前中は穏やか。朝家事は洗濯と生協への買い物。お米とかパック飯を買う。 昼食に餅を焼いた。個別包装の黄金餅というパック餅をトースターで焼いて、海苔でくるんで旨し。…

(巻三十九)わが家も住みよかりけり青簾(高浜虚子)

1月9日火曜日 (巻三十九)わが家も住みよかりけり青簾(高浜虚子) 晴れ、南風なれど寒し。細君はコレステロール検診でお医者さまへ。で、独り不善を為す。まだ不善ができるというのはありがたいことだ。 で、昼飯はパック赤飯とカップ麺で日清のどん兵衛の天ぷ…

「25歳の女子が考える『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか』 - 印度カリー子」 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか - 稲垣栄洋 新潮文庫 から

「25歳の女子が考える『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか』 - 印度カリー子」 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか - 稲垣栄洋 新潮文庫 から ニンジンは根を張って自分自身を土の中に引き込む!メロンの網目は「かさぶた」だった!この本では、身の回…

(巻三十九)葱買つて枯木の中を帰りけり(与謝蕪村)

1月8日月曜日 (巻三十九)葱買つて枯木の中を帰りけり(与謝蕪村) 晴れ。北風。朝家事は洗濯。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。風が強く、寒く散歩はやめようかという怠け心が起きたが、クロちゃんは耐えているのだと出かけた。で、クロちゃんに挨拶して生協で…

(巻三十九)働いてこの夕焼を賜りぬ(櫂未知子)

1月7日日曜日 (巻三十九)働いてこの夕焼を賜りぬ(櫂未知子) 曇り。朝家事は特になし。11時ころからWi-Fiが不通になる。携帯もパソコンもアイコンが消えた。携帯には「アクセスポイントが一時的にいっぱいです」と表示されているが、13時過ぎても回復せず。NTT…

「纏-その純粋、強烈な“かたち” -  柳宗理」柳宗理 エッセイ から

「纏-その純粋、強烈な“かたち” - 柳宗理」柳宗理 エッセイ から社会、道徳、思想、混沌としたこの世のかたちは未だ定まるところを知らず、我々はただ未来の清き世界を夢みて、そのかたちを探り求めているのが現状であろう。しかる時、かの強烈なかたちをし…

(巻三十九)夏痩やほのぼの酔へる指の先(久保田万太郎)

1月6日土曜日 (巻三十九)夏痩やほのぼの酔へる指の先(久保田万太郎) 晴れ。朝家事は洗濯。 何かの拍子に図書館ネットの画面を25%に縮小してしまい、戻し方が分からずサポートサービスに助けて頂いた。 昼飯喰って、一息入れて、しばらくBBCなど聞いてから、…

「『現場で役立つ鉄道ビジネス英語』の書評 - V林田」本の雑誌(2023年11月号)・鉄道書の本棚 から

「『現場で役立つ鉄道ビジネス英語』の書評 - V林田」本の雑誌(2023年11月号)・鉄道書の本棚 からJR東日本が運営しているECサイト「JRE MALL」。ここでは、食品や家電などといった一般的なECサイトでも扱っている商品の他に、鉄道グッズも大々的に扱われてい…

(巻三十九)わが顔を死の覗き込む朝寝かな(長谷川櫂)

1月5日金曜日 (巻三十九)わが顔を死の覗き込む朝寝かな(長谷川櫂) 晴れ。朝家事は特になし。下働きで昼食に昨晩の残りの鶏の煮たものをレンジでチンしていたら破裂して中を汚した。で、彼奴に罵られた。昼は黄粉餅となる。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。図…

「第8章 老いを受け入れる(内、3節抜書) - 春日武彦」中公文庫 老いへの不安・歳を取りそこねる人たち から

「第8章 老いを受け入れる(内、3節抜書) - 春日武彦」中公文庫 老いへの不安・歳を取りそこねる人たち から 【浜辺の煙】 浦島太郎の昔話は、なかなか不気味な物語である。竜宮城における快楽の日々はともかくとして、浜辺に戻ってきたら様子がおかしい。…

(巻三十九)押し合へる二輪もありて梅早し(深見けんじ)

1月4日木曜日 (巻三十九)押し合へる二輪もありて梅早し(深見けんじ) 晴れ。朝家事は掃き掃除と洗濯、その後生協へ買い物。 そんなに飲んだわけでもないのに足が腫れて不自由をしたが、やっと歩けるようになった。で、ゴミ出しの帰りに階段を上がったところ、…

(巻三十九)面会を拒みし友や寒木立(東賢三郎)

1月3日火曜日 (巻三十九)面会を拒みし友や寒木立(東賢三郎) 曇り。朝家事は特になしだが、事故の影響は我が家にも及び、彼奴からの下知は復唱することにされた。 比国のアキノ元警部から地震見舞いのメッセージを頂き、無事の旨返信したところ、重ねて激励…

(巻三十九)永久に既読のつかぬ秋の暮(福田敦子)

1月2日火曜日 (巻三十九)永久に既読のつかぬ秋の暮(福田敦子) 曇り。朝家事は掃除機がけ、洗濯、昼飯のオープンサンド用の茹で玉子調製など。 初夢や思い出せぬを吉とせり(拙句) で、よく眠れたようだ。くだらぬ夢を見るよりよっぽどよろしい。この世にある…

「今あなたがいる、という奇跡 - 稲垣栄洋」生き物の死にざま、はかない命の物語 から

「今あなたがいる、という奇跡 - 稲垣栄洋」生き物の死にざま、はかない命の物語 から その生存競争は熾烈[しれつ]を極める。一斉にスタートを切った彼らは、長い道のりをゴールを目指して泳ぎ続ける。しかも、行く手にはさまざまな障害が待ち受ける。その…

(巻三十九)今に知る夫のとりえや暮の秋(岡田弘子)

一月一日月曜日 (巻三十九)今に知る夫のとりえや暮の秋(岡田弘子) 晴れ。北風強。 新聞受けから部厚い朝刊を無理矢理引っ張り出そうとして破いた。 朝家事は雑煮スープ調製補助、餅を焼く。 11時ころ郵便受けへ下りて賀状を受け取る。私へは三枚也。 11時半…

句集 令和六年 元旦

新年一句 竜の子の干物がほどの年男 令和五年 やや呆けてそれでこの年越せにけり 虚しきは昔ばなしで囲む鍋 木枯しや野良は何処で丸くなる 七回目測つてみれば八度五分 延命を断る勇気敬老日 よござんす知らないうちの炎熱死 六回目また熱を出し路地薄暑 五…