(巻十七)仕事しに行くかマフラー二重巻(津高里永子)

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2月15日木曜日

今朝は小田急が止まり、常磐線におくれが出た。小田急は町田での人身事故、常磐線は柏での線路内立ち入りが運休・遅延の原因だとお詫びしながら放送していた。
穿った聞き方ではあるが、遅延等の原因が線路内立ち入りなどおバカのおバカな行為による場合のお詫びは“快活”なお詫びに聞こえる。

ラグビーの馬鹿丸出しの十ヤード(佐藤真次)

一方、信号系統の故障や架線切断など鉄道会社のおバカが原因の場合は“沈痛”なお詫びに聞こえる。

連れられて詫び云ひ歩く月夜かな(内城道與)

要は自分が悪いと感じればそれなりの態度に表れ、本当は俺の責任じゃないと思えばそう言うことになるという、至極妥当な振る舞いとして聞くべきなのであろう。

いまひとつ春野に足りぬ責任感(橋本弘明)

企業責任と云えば、ダルタニアンさんはコンプライアンスの研修を担当しているようで、教材になる事例を探したいと相談を持ちかけられた。

手を抜けばかうなる見本蚯蚓の死(高澤良一)

ネットで検索したら随分と出てきた。あのゴム会社も出てきたが、社名を変えて出直すとのニュースなっていた。

原点に戻らぬ企業返り花(的野雄)

でも、細君などはいまだに“六の花印”が衣替えした“め組”には手を出さないから、簡単には払拭できない場合もあり得る。

雪国に六つ花ふりはじめたり(京極杞陽)

本日の写真は“め組”にこじつけて先週消防博物館で一撮した消防士さんを載せてみました。