(巻二十七)日盛りの一個の鞄軽からず(八木實)

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(巻二十七)日盛りの一個の鞄軽からず(八木實)

11月29日日曜日

細君が生協に出かけて生鮮物を提げてきた。その買い物のご説明を伺うに、秋刀魚は三陸沖で二尾で298円だそうだ。鹿児島産の黒豚が四割引きだそうだ。鶏肉は青森産で炊き合わせる大根は三浦だそうだが本当にそうなのかね?ピーマンは宮崎産でした。他にはんぺんなどおでん種になる物も買ってきたらしい。行楽地に遊ばずともそこそこ健康で湯気の昇る手料理を戴ける。今日までのところ細やかに幸せであります。

わがくらしいよいよ素なり根深汁(深川正一郎)

散歩:

冬の空でしたが、風はなく歩きやすい午後でございました。とあるお宅の玄関先を通りかかりますと写真の花が可憐に咲いておりました。花の名は分かりませんが紫の花はまことに結構でございます。

閲覧御礼:

昨年7月末にヤフー!からの引っ越して本日で二万回のアクセスを頂きました。わたくしの駄文はさておき、各氏の随筆を御一緒できたことを悦びとしております。

朝日俳壇:

餡パンに明治は生きて文化の日(岡部泉)

仔犬にも一枚着せて冬構(上西左大信)

の二句を書き留めました。

願い事-叶えてください。終わり方がむずかしい。

美しく消ゆるは難し残る雪(徳武邦夫)