(巻十六)世の隅の闇に舌出す烏貝(北光星)

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10月5日木曜日

能天気、脳天気とも辞書にあり脳(なづき)かすみて老天気なり(高野公彦)

呆けの兆しを自覚する今日この頃である。呆けているのではないと思うが、意識していないとやることを忘れてしまう。なにかしら他のことを考えていて、忘れるから惚けの方が当たっていると言い聞かせ慰めている。
惚け対策にスクリーン横に貼り付ける付箋紙を買ってきた。二種類買ったら600円を超えた。惚け対策には金が掛かる。 

マジックの消えてラジオの変声期(潤)

NHK第二放送のカルチャーアワーの火曜日は歴史で宗教改革、水曜日は文化でお香・香道のようだ。
そして木曜日の今宵は文学であるが、スウェーデンの児童文学であった。これはちょっとで、この授業は取らないことにした。

そんなところに、カズオ・イシグロ受賞のニュースが入ってきた。