(巻二十九)道楽を許さぬ家訓かまど猫(市川英一)
5月13日木曜日
配車をお願いしたタクシーに乗り眼科へ向かう。予約と配車の料金が掛かるが、お客さん扱いをしてくれるので気持ち良く利用させていただき、よかった、よかった。
経過は順調のようで、よかった、よかった。点す目薬は全部で五種類あるらしい。それぞれ5分間開けての点眼だと言うから30分くらいかかるわけだ。これが一日4回だと言う。
目薬を“さす”というときの“さす”の漢字が分からずネットに訊いた。“さし方”など、仮名で表記しているものが多いが、漢字を用いるなら“点”のようで“点眼”はよく使われていた。
タクシーで帰途につく。雨が降りだす前に帰宅できてよかった、よかった。
タクシーに乗つてしまつて夕立晴(酒井湧水)
コンビニで買ったサンドウィッチで昼食を済ます。夫婦して贅沢な味覚を持たず、よかった、よかった。
夕方、雨が降るなかを二人分の弁当を買いに駅前に出かけた。往復バスに乗ったがズボンの裾がやや濡れた。
麦の秋さもなき雨にぬれにけり(久保田万太郎)
本日は三千七百歩で階段はなしでした。
明日のタクシーの配車予約を済ませて、林檎の皮剥き、バターの小分けなど明日の朝食の下準備を致す。水がはねて目に入るとよろしくないので、水を使うことを止められている細君が少し離れたところから私の手抜きを見張っていて色々と五月蝿 [うるさ] い。
願い事-叶えてください。右目左目と治療が終れば消え去りたい。消去ボタンを押して下さい。間違ってもリセットは押さないように。二度は蒙御免です。