2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「話を聞いてくれるのがいい精神科医なのか - 春日武彦」精神科医腹の底で何を考えているか から

「話を聞いてくれるのがいい精神科医なのか - 春日武彦」精神科医腹の底で何を考えているか から話を聞いてくれるのがいい精神科医なのか?神経症の人が初診に来院したので、いつもと同じように診察して一通りの説明を行い、処方についても解説をし、最後に…

(巻三十五)冬芒バスで苦手な場所へ行く(赤羽根めぐみ)

(巻三十五)冬芒バスで苦手な場所へ行く(赤羽根めぐみ) 12月13日火曜日 無駄に暖房を使うのは勿体無いので昨晩も9時に床に入った。耳学問の時間にしようと思って横になるのだが、15分も経たないうちに眠ってしまう。 目覚めは4時半。うとうとしながら…

「赤ひげ医師・熱血医師・愚かな医師(抜書) - 春日武彦」精神科医腹の底で何を考えているか から

「赤ひげ医師・熱血医師・愚かな医師(抜書) - 春日武彦」精神科医腹の底で何を考えているか から何を基準に処方しているのかハルシオンという睡眠薬がある。かつては睡眠薬の売り上げでトップを占めていた。ところがいわゆる「睡眠薬遊び」や、アルコールにこ…

(巻三十五)ススキ対アワダチソウの関ケ原(大木俊秀)

(巻三十五)ススキ対アワダチソウの関ケ原(大木俊秀) 12月12日月曜日 5時半ころ目覚めてICレコーダーでBBCを聴こうとイヤホンを耳に差し込んだが音が来ない。ジャックの根元を揺すったらちょっと音が入ったが、切れた。やむを得ず、昨年ビックカメラ…

「猫派と犬派の違いについて - 養老孟司」作家と猫 から

「猫派と犬派の違いについて - 養老孟司」作家と猫 からペット好きには、猫派と犬派がある。よくそう言われる。猫は自分の好き勝手にしている。それがなんともいえずいい。そう思う人が猫派なのだと思う。どういう人がそうなるのか。自分で好きにしたいけれ…

(巻三十五)冬花火この骨壺といふ個室(千葉信子)

(巻三十五)冬花火この骨壺といふ個室(千葉信子) 12月11日日曜日 ときどき見かける死後の自分を詠んだ句でしょうか。 わたしの顔が覗かれており白菊黄菊(條原信久) 死んでから先が永そう冬ざくら(桑原三郎) なんて句もございました。 私のスタンスは あの…

「飲酒自殺の手引き - 中島らも」酒呑みに与ふる書 から

「飲酒自殺の手引き - 中島らも」酒呑みに与ふる書 からパイナップルを肴に飲んで大酔した修学旅行の夜から、ついにアル中とアルコール性肝炎でぶっ倒れた去年の暮れまで、思えば十八年間というもの僕は酒を飲み続けていたことになる。それも、お酒を食事の…

(巻三十五)負越しの土俵勤むも後二番(高澤良一)

(巻三十五)負越しの土俵勤むも後二番(高澤良一) 12月10日土曜日 10時半に寝て5時過ぎに目覚めてトイレに行った。まずまずの睡眠を得られてヨカッタ、ヨカッタ! 細君は生協に行き、私も自分の朝食用品を買いに行った。風もなく温かい。 昼飯食って一…

「弔辞 赤塚不二夫へ - タモリ」文春新書 弔辞 劇的な人生を送る言葉 から

「弔辞 赤塚不二夫へ - タモリ」文春新書 弔辞 劇的な人生を送る言葉 から私もあなたの作品の一つですあかつかふじお 昭和十年、満州生まれ。『天才バカボン』をはじめ、不朽のギャグマンガを世に残した。平成二十年八月二日死去。享年七十二。昭和三十一年…

(巻三十五)水洟や禁煙断酒他人ごと(石塚友二)

(巻三十五)水洟や禁煙断酒他人ごと(石塚友二) 12月9日金曜日 今日は漱石忌だそうだ。 住みにくき世は変はらじや漱石忌(辻雅宏) 朝家事は洗濯、拭き掃除、クリーニングの引き取り。予報より晴れず。11時半に晴れ間が出て毛布を干す。 昼飯食って、一息入…

「弔辞 宿澤広朗へ - 奥正之」文春新書 弔辞 劇的な人生を送る言葉 から

「弔辞 宿澤広朗へ - 奥正之」文春新書 弔辞 劇的な人生を送る言葉 から大きく不規則バウンドした楕円球しゅくざわひろあき ラグビー日本代表監督として平成元年、スコットランドに歴史的勝利を収めるなど日本ラグビー史に残る偉業を達成する一方、三井住友…

(巻三十五)一言を抑え切れずに隙間風(栗山美津子)

(巻三十五)一言を抑え切れずに隙間風(栗山美津子) 12月8日木曜日 朝、蒲団を上げてその辺りに立つと畳が暖かい。まだ熱を放っているのだなあ。 細君が美容室へ出かけたので朝家事はなし。久しぶりに音声を出してしてAVを観賞した。 昨日読んだ「「食欲」…

「「食欲」と「愛欲」 - 小泉武夫」小泉武夫食のベストエッセイ集 から

「「食欲」と「愛欲」 - 小泉武夫」小泉 武夫食のベストエッセイ集 からいよいよ死ぬとき、覚悟しなければならないのは、それまでの全ての思考や行動が死の時点で完璧に止まる、あるいは終わることである。朝起きて家族の顔を見たり、食事をしたり、好きな散歩…

(巻三十五)飛行機雲何やらさみし尾が切れて(桜庭まさる)

(巻三十五)飛行機雲何やらさみし尾が切れて(桜庭まさる) 12月7日水曜日 好天の朝だ。そろそろ血圧の検診に行く時期なので血圧手帳の週平均を叩いてみた。均してみれば127ー83あたりだが時々、特に測定の一回目二回目に、150ー90なんてのが出る。まッ、イ…

「焼きトリ - 内館牧子」ぷくぷくお肉 から

「焼きトリ - 内館牧子」ぷくぷくお肉 から私は世の中でいちばん美しい男は、五月の川風に吹かれながら歩く力士だと思っている。これは美しい。とてもじゃないが、この世のものとは思えない。私はいつでも、「力士は彼岸の美男」と言っているが、まさにそのと…

(巻三十五)寝苦しくタイマー切れし扇風機(西本十六夜)

(巻三十五)寝苦しくタイマー切れし扇風機(西本十六夜) 12月6日火曜日 氷雨の朝だ。曇りから晴れへとの展開とか言っていたが晴れず。気温は10度前後で昨日と変わらずだが風が無かった。 安普請のためか、気密性が高いためか、結露がひどい。拭くしかない…

「「執著」があると苦は消えない - 佐々木閑」NHK出版新書ゴーダマは、いかにしてブッダとなったのか から

「「執著」があると苦は消えない - 佐々木閑」NHK出版新書ゴーダマは、いかにしてブッダとなったのか から「執著」があると苦は消えない続きまして「執著」のいさめです。普通は「執着」と書きますが、仏教では「執著」と書きます。意味は同じです。お釈迦様は繰…

(巻三十五)寄鍋に差し出す箸の順を待つ(森岡水居郎)

(巻三十五)寄鍋に差し出す箸の順を待つ(森岡水居郎) 12月5日月曜日 真冬なみの寒さになるとの予報だったが、少なくとも部屋の中では昨日と変わらない。勿論暖房はかけていない。 朝家事は拭き掃除。 昼飯食って、散歩には行かず冬籠り。 USBメモリーに保…

「人生は「一切皆苦」 - 佐々木閑」NHK出版新書ゴーダマは、いかにしてブッダとなったのか から

「人生は「一切皆苦」 - 佐々木閑」NHK出版新書ゴーダマは、いかにしてブッダとなったのか から人生は「一切皆苦」まず導入として、お釈迦様を出家へと駆り立てたもの、王位も財産も家族もすべて捨て去ることを決心させたもの、すなわち「人生の苦しみ」につい…

(巻三十五)駅前に街の未来図春を待つ(富田初代)

(巻三十五)駅前に街の未来図春を待つ(富田初代) 12月4日日曜日 朝家事は洗濯と毛布干し。空気は冷たいが風はなく陽もほどほどにあるので洗濯物は乾くだろう。 俳壇が届き、 定年となりて何年秋惜しむ(伊藤文策) 無欲とは大きな欲や日向ぼこ(金子緑) を書…

「「セックスワークにも給付金を」訴訟第一審判決 - 甲南大学教授櫻井智章」法学教室11月号

「「セックスワークにも給付金を」訴訟第一審判決 - 甲南大学教授櫻井智章」法学教室11月号東京地裁令和4年6月30日判決■論点持続化給付金等の支給対象から性風俗事業者を除外することは憲法14条1項に違反するか。〔参照条文〕憲14条1項、持続化給…

(巻三十五)初雀三つ三ノ輪の浄閑寺(鈴木鷹夫)

(巻三十五)初雀三つ三ノ輪の浄閑寺(鈴木鷹夫) 12月3日土曜日 昨日、随筆筆写の『葬式-北杜夫』を顔本に転載したら、随筆筆写に何人かが訪れてくれて、“死”にかかわる作品を読まれたようだ。 https://zuihitsuhissha.exblog.jp/ 写真は昨日撮った蓮光寺さ…

(巻三十五)手から手へ投げては船に西瓜積む(濱永育治)

(巻三十五)手から手へ投げては船に西瓜積む(濱永育治) 12月2日金曜日 朝、5時頃喉が痛く目覚めた。風邪、否コロナ!と、ギクッとしたが空気が乾燥しているための喉痛のようで予て用意の飴玉を含んだら痛みが消えた。 誰もみなはじめは風邪と思ふらし(加…

「葬式 - 北杜夫」日本の名随筆別巻47冗談 から

「葬式 - 北杜夫」日本の名随筆別巻47冗談 からいきなり縁起でもないことから書きだすようだが、死というものは人生の極限であり、誰でも免かれぬことばかりでなく、私たちは自分が死なずとも肉親、知人の死にやむを得ず立ち会わねばならないものだからで…

(巻三十五)匙投げしやうにも見えて枯蓮田(能村研三)

(巻三十五)匙投げしやうにも見えて枯蓮田(能村研三) 12月1日木曜日 曇り空の朝です。昨晩タイツと長袖を着たが正解だった。ブログ日記によればこの時期で掛布団を二枚にした年もあったようだが、もう少し一枚にしておこう。 朝家事は特になし。細君は生協…

「タナトスのラーメン・きじょっぱいということ - 千葉雅也」ずる、ずるラーメン から

「タナトスのラーメン・きじょっぱいということ - 千葉雅也」ずる、ずるラーメン から酒を飲んだ後になぜラーメンを食いたくなるかということについて、様々になされている科学風の説明は措くとして、僕は最近、あれは一種の「死の欲動」の発露ではないかと考…

(巻三十五)腰痛の女が投げてよこす栗(川島ひとみ)

(巻三十五)腰痛の女が投げてよこす栗(川島ひとみ) 11月30日水曜日 今朝も曇り空だ。朝家事は洗濯だ。スカッと乾く天気ではなかったが水だけでもキレればとベランダに出した。ついでに外出用のシャツ3枚にアイロンをかけた。 11時から業績好調と報じら…