(巻八)甘藍(かんらん)に蝶の来ている八百屋かな(西やすのり)

生涯にどれほどの距離かたつむり(増成栗人)

そう言うわけで誕生日です。

一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日(俵万智)

誕生日は過去のことであり、ある意味どうでもいい日である。
重要なのは命日がいつかである!

誕生日は自分では全く決められなかったが、命日はある程度コントロールできる。

新しき日記に先ずは記しておく延命処置はしないでください(大見宣子)

自分で自分の命日を決めて消滅したいものだ。あの頃の使い方とは違うが、自決かな?

それまでの時間は

さても猶(なほ) 世を卯の花の かげなれや 遁(のが)れて入りし 小野の山里 (兼好)

と参りたい。