(巻十七)うそ寒や夜更寝余る病み上り(安斉桜カイ子)

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2月20日火曜日

今日は春の陽気でなによりでございました。
いつもは新橋発4時半ころの帰り電車なのですが、今日は福岡からのご相談が間際に入り6時の電車になってしまいました。帰宅ラッシュの時間帯になるので混雑しています。朝晩ラッシュを外しての通勤に慣れてしまったので息苦しく感じます。
ではありますが、こうして通勤で外界を覗くことができるのでbeautyにも美猫にも遭えるのですから、お勤めさせていただいていることは経済面に止まらずありがたいことと思っております。

いいことは探せば出てくる種袋 (潤)

外に出なくなって終日在宅老人になっちゃったら、何をか書かんやでございます。

「ねばならぬ」が何も無い日のこの自由定年恐れた自分をわらう(小野田多満)

*とありたい。

そう云うわけで、ちょっと遅くなったし、電車は混んでいたし、一息入れに加賀廣に入った。いつもの通りもやしで一杯レバタレで一杯いたした。
店のあんちゃんが面白いティーシャツを着ていたので
「顔を入れないから写真撮らせて?」
とお願いすると
「気にしてませんから、顔もいいですよ!」
と、この型の方らしく胸を張って一撮に応じてくれた。
Ad beautyではないけれど、本物が見られます。店は繁盛してますので四人以上で見物に行くなら予約して、あんちゃんがティーシャツを着て店に出ているかも確認した方がよろしいかと思います。

本物は世に出たがらず寒の鰤(加藤郁乎)

*ここの本物は出たがりのようです。

福岡のご相談は16部の国内例規の2に関するもので、84類の機械の分散輸入の事でした。この機械には付属品として雨避けのプラスチック製の屋根形雨避けとこの雨避けのための鉄製の支柱があります。機械、雨避け、支柱が1BLで到着し一緒に輸入申告されれば通則2により、三点で1つの機械を構成するものとして84類の機械として関税無税で通関できるものと思われ、またその通関実績もあるようです。
今回の相談の場合は、運送の都合で三点が時期、仕出地を異にして別々に到着し、それぞれ別々に輸入申告し、輸入通関したそうです。
バラバラに申告する場合は4条の規定でその申告時の現況が課税対象物品になるため、機械と鉄製支柱は無税ですが、プラスチック製の雨避けは建築用プラスチック製品としておよそ4%の関税が掛かってしまいました。
ここで前述の16部の国内例規が機能する余地があったのですが、事はすでに終わってしまったおりました。
納税者の立場からすると釈然としないようで、これも理解できます。
ポイントとなる16部の国内例規ですが、あることを知っていなければ考えは及ばないでしょう。

http://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/data2/16bd.pdf

小蒸気の機械をのぞく暑哉(正岡子規)